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ダイバーシティ・エクイティ&
インクルージョン

トップコミットメント

考え方も感性も異なる人々が集まる企業経営の時代。当社が将来にわたり価値を創造していくためには、従業員の力が必要不可欠です。ティアは、すべての従業員が自分らしく輝けるような雰囲気、風土作りに取り組んでまいりました。
一人ひとり、育ってきた環境も違えば、考え方も異なります。人それぞれ異なることは、当たり前のことです。その違いを、互いに理解しあい、尊重しあうことが重要です。異なる価値観を持つ人々が自由に意見を発言することで、斬新なアイデアを生み出すことができ、それがお客様に寄り添った接客につながると信じています。そして、ひとりにできることは小さくとも、チームを組み、想いを一つにすることで大きな力を生み出すことができ、それこそが企業の強さであると考えています。
これからもティアは、「互いに尊重しあい、命あるものすべてが幸せに暮らすことのできる社会」を目指し、さまざまな年代、ジェンダー、能力、個性、ライフステージに応じた幅広い雇用環境を提供し、「能力を活かした自分らしい働き方」ができるようDE&I推進に取り組んでまいります。

代表取締役社長 冨安 徳久

多様な雇用機会の創出

当社のサステナビリティビジョンでは「たがいに尊重しあい、命あるものすべてが幸せに暮らす社会」を掲げています。性別、国籍、学歴、障がいの有無に関わらず、すべての従業員が能力を発揮できる職場づくりに取り組んでいます。

ティアのサステナビリティ

働きやすい職場づくり

女性活躍の推進

従来の慣習としてセレモニーディレクター職は男性が中心となって担ってきました。近年、当社の新卒採用者の約半数が女性であることをふまえて、女性のセレモニーディレクターが無理なく継続的に仕事を続けられる労働環境体制を整えることは、当社の経営課題の中でも非常に重要であると認識しています。女性セレモニーディレクターにとって体力的に無理のない環境を構築するために「葬儀に関わる品物が重い・大きい」など課題の改善を行いました。今後も誰もが働きやすい環境をつくるために、積極的に会館設備の改善を行っていきます。

改善前と改善後

女性のライフステージの変化(結婚・育児)のサポート体制は、まだ取組余地があると認識しています。女性スタッフが結婚・出産を経ても当社でやりがいを持って働き続けてもらえるように、労働環境の改善に取り組んでいきます。その一つとして、育児中の女性セレモニーディレクターがパートナーシップ制という新たな業務体制のもとでセレモニーディレクター職を続けるということも検討しています。
また、2022年11月より、女性従業員の福利厚生制度として低用量ピルの購入補助制度を導入しました。これは生理痛やPMS(月経前症候群)などにより日常生活や仕事に支障をきたす従業員に対し、「より働きやすくなるようサポートする」ことを目的に、希望する従業員に対し低用量ピルの費用と診察代を会社が負担するものです。
2024年9月期末時点の本制度の利用者は累計12名となりました。今後も必要に応じ活用することを推奨していきます。

ハンディキャップ雇用の促進

当社のサステナビリティビジョンのもと、ハンディキャップのある方が自立し、日々成長できる職場環境づくりに取り組んでいます。

障がい者雇用率

2.6 %

ハンディキャップのある従業員のサポート・指導を目的として、2015年にワークサポート課を設置し、現在は2名の指導員がハンディキャップのある従業員10名※1の指導・育成にあたっています。会館の草むしりなどの外作業や書類のデータ化(スキャン)、封入作業(お客様への配布資料)等の幅広い業務を担うことを通じて成長する職場となるように努めています。また、新たに名刺制作業務を担い業務の幅を広げるとともに、業務内製化によるコスト削減に貢献しています。今後も、仕事を通じてさらなるスキルアップを図れるよう支援体制を強化していきます。

  • ※1ワークサポート課所属の人数

高齢者雇用の促進

当社は、幅広い年代層の社員がやりがいを持って長期的に働き、経済的に自立することを支援しています。
シニア人財が長年培ってきた業務経験やスキルを次世代に継承することで、多様性のある雇用環境の構築につながると考えおり、積極的な登用に取り組んでいます。2023年4月には、再雇用年齢を最長65歳から70歳に引き上げ、より長く働ける環境を整え、シニア人財を有効活用しています。

定年を迎えても労働意欲のある従業員に対して、労働の機会を提供することはできました。一方で、体力・認知能力において個人差が顕著なシニア人財が、支障なく働くことができる環境づくりのためのフォローアップ体制の整備が必要だと考えています。今後は、個人差・年齢を考慮し、研修や個人面談を実施して、安心・安全に働くことができる職場環境づくりに努めていきます。

外国人労働者の雇用

当社は、外国人労働者と他の従業員が共に働くことで、互いに新たな刺激や気づきを生み出すと認識していますが、当社の葬祭業という事業内容を鑑み、外国人の採用および管理職への登用は状況に応じて検討しています。
子会社ティアサービスでは、生花・湯灌に関する部署で外国人労働者を雇用し、専門的なスキルを身につけられる機会を提供しています。

多様な価値観に対する理解醸成

当社はサステナビリティ基本方針の一つに「幸せに働く環境を作る」を掲げています。多様な価値観を包含し、誰もが安心して働ける環境づくりに取り組んでいます。

ダイバーシティ研修

性の多様性に対する理解を深めることを目的に、外部講師を招き社内研修を開催しております。性的指向や性自認に関する知識を深めると共に、性的マイノリティである講師の体験談を通じ、生活上の悩みや職場で抱える困難について知る機会を設けています。研修を通じ、多様な価値観を互いに受け入れ、誰もが自分らしく働くことのできる職場環境作りに繋げていきたいと考えています。

名古屋レインボープライドに出展

名古屋レインボープライドとは、LGBTQを軸に一人ひとりが持つ様々な多様性を可視化し、権利や尊厳を求めるイベントです。当社は、大切な方ときちんとお別れすることにより遺された方が前を向いて自らの人生を歩むことができる、という考えのもと「すべての方の最期のお別れに寄り添うこと」をモットーとして掲げています。変わりゆく社会の中で故人様、ご遺族の様々な多様性に対応していくことは葬儀社としての使命であると考えています。当社の想いを多くの方に伝えるべく、2024年6月、「名古屋レインボープライド」にブースを初出展いたしました。

TEAR‘S STORY

また、人事制度の規程や福利厚生制度において戸籍上同性のパートナーも対象となるよう見直しをかけました。
これらの取り組みにより、一般社団法人work with Prideが、職場におけるLGBTQ+などの性的マイノリティへの取り組みを評価するために制定した評価指標「PRIDE指標2024」において最高評価であるゴールドを初めて受賞しました。

PRIDE指標2024