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従業員同士の「ありがとう」を、遺児への寄付金に

この度、ティアは「あしなが育英会」へ寄付金を寄贈しました。あしなが育英会は病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどで親が働けない家庭の子どもたちを、 奨学金、教育支援、心のケアで支える団体です。街頭募金など、覚えのある方も多いのではないでしょうか。

20241023日に、ティア本社にて寄贈式を開催。あしなが育英会の村田治会長代行のほか、奨学金を受けて大学に通う学生、育英会の活動を支援する学生にもご参加いただきました。

冒頭、ティア代表取締役社長の冨安より「40年以上、死と向き合う仕事をしてきました。その中にはある日突然、お父さんを亡くされた家族もいらっしゃいました。将来の不安に押しつぶされそうになっている子どもたちへ、何か支援をしてあげたいという思いをずっと持っていました」とご挨拶。村田会長代行には「給付型の奨学金が遺児全員に行き届き、大学や専門学校へ進学して夢を叶えていけるように活動を続けたい」とお話しいただきました。

参加してくれた学生も、明るい笑顔で話してくれました。「教師になるために大学に行きたいと、家計を気にせず伝えられました」「奨学金のおかげで進学が叶い、夢の仕事に就職が決まりました」。その表情や言葉から支援によって、将来のために前を向いて進めたことが伺えました。

今回、ティアからの寄付金は、過去にTear's Storyで発信していた「みんなのシン・ティアプロジェクト」から生まれた「ありがとうカード」の枚数に応じてお贈りしています。4月からスタートし、従業員が一丸となって取り組んだ結果、9月までに7,136通の「ありがとう」が集まりました。私たちの取り組みが、社会の役に立ち、遺児の支えになっていることを誇らしく思います。

寄贈式の後は、通夜・葬儀で発生する残ロウソクを使ったキャンドル作りのワークショップを開催!過去にTear's Storyにも登場いただいた昭蓮寺(愛知県江南市)の小学生キャンドルアーティスト「Candle Works Kico」さんを講師にお招きし、あしなが育英会の学生の皆さんとティアの従業員で個性豊かなキャンドルを制作しました。

お互いに声を掛け合いながら制作を進めるうちに、最初は緊張気味だった学生の皆さんもすっかりリラックスした雰囲気に。当社従業員からあしなが育英会の活動について質問したり、逆に学生からティアの仕事について尋ねられたりと交流を深めました。

参加してくださった学生の皆さんのまっすぐな目に、むしろ私たちが元気をもらいました。ありがとうございました。

語ってくれた将来の夢が実現できますように!ほんのささやかではありますが、今後も「あしなが育英会」への支援を通じ、子どもたちの未来を照らす一助になりたいと考えています。