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2024年秋「古着deワクチン」の取り組みのご報告

以前、TEAR's STORYでも掲載させていただいたように、ティアではサスティナビリティの取り組みの一環として、日本リユースシステム(株)が運営している「古着deワクチン」への協力を行っております。今回は10月中旬から1ヶ月間、ティア本社・ティア弥富・ティア中川・ティア岡崎北・ティア門真巣本・ティア越谷の合計6拠点で行いました。

長い夏が終わり、きたる冬に備えて衣替えをする季節、ということでこのタイミングで実施いたしました。各拠点で、夏物から冬物まで、袋からあふれるほどの服をお持ち込みいただき、ありがとうございました。結果、11袋の衣類を回収することができました。それにより、55名分のポリオワクチンの寄付にもつながりました。服をお持ち込みいただいた皆様、ご協力いただいた会館の皆様、本当にありがとうございました。

ここで改めて「古着deワクチン」についてご紹介いたします。

「古着deワクチン」で助かる命

「古着deワクチン」を利用すると、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」を通して開発途上国の子どもたちにポリオワクチンが届けられ、回収袋1袋につき5人の命を救うことができます。ポリオとは、日本では「小児まひ」とも呼ばれ、手足に麻痺を引き起こすウイルス性の病気で、ワクチン接種により、ポリオの発症を予防することができます。かつては、日本にも多くのポリオ患者がいましたが、ポリオ生ワクチンの投与が行われるようになってから、患者数は急激に減少し、1981年以降に日本では、ポリオの発生はありません。しかしながら世界には、いまだにポリオの脅威がある国もあります。そのような開発途上国に、ポリオワクチンを寄付することにつながる取り組みが「古着deワクチン」です。

つながる雇用

また、ワクチンの寄付だけでなく、国内外の障がい者やストレートチルドレンだった若者たちの雇用にもつながっています。衣類の専用回収キットなどの製造は、国内の福祉作業所で障がいのある方が行っています。国外においては、衣類等を選別し、販売するカンボジアの直営センターで、ポリオ後遺症による障がいがある方や、かつてストレートチルドレンだった若者などを中心に約100名のスタッフが働いています。また、衣類回収袋に障がい者アーティストが制作したアートを使用しています。利用数に応じて、著作権料を支払うことで、アート活動をサポートしています。

着られなくなった服、使わなくなった服を寄付することで、子どもの命を救い、障がいのある方々の生活をサポートすることにつながります。自分たちの衣類が、またどこかで着ていただけることを想像しながら、今後もこの取り組みを続けていきます。ご協力いただいた従業員の皆様、ありがとうございました。

また、一部会館で「会館見学会&古着deワクチン」を開催することがございます。「自分ではもう着なさそうだな」という服がお家で眠っている方がいらっしゃいましたら、会館へお持ち込みいただけますと幸いです。詳しくは会館イベントページをご確認ください。

会館イベントページはこちら※時期によっては開催していないこともございます。悪しからずご了承ください。

秋も終わり、冬が近づいて参りました。寒い日が続いておりますが、お体にお気をつけてお過ごしください。