横のつながりを深める「Tear bridge」
当社は性別に関係なく採用を進めており、数多くの女性が活躍しています。今回は女性活躍推進の取り組みの一つである「Tear bridge」についてご紹介させていただきます。
「Tear bridge」とは、主に女性役職者のメンバーで行う座談会のことです。2カ月に一度、各部署との親睦を深め、女性が働きやすく活躍できる会社にするためにはどうすれば良いかという視点で、建設的な意見を出し改善していく目的で開催しています。設立当初は「女性座談会」という名前でしたが、メンバーから名前を募集し「全社員の架け橋のような立ち位置の会」という意味を込めて「Tear bridge」に決まり変更しました。
「Tear bridge」を開催する以前は、会館勤務と本社勤務の従業員では会うこと自体少なく、電話などで声は知っているが、直接話したことはないなど、横のつながりが薄い状態でした。当時、わずか13名の女性役職者。その中でより女性が活躍できる会社にするためには、横とのつながりを深め、自由に発言し、一緒に改革していくことが重要と考え、「Tear bridge」を開催するにいたりました。
第1回の座談会は、2023年1月。自己紹介から始まり、参加メンバーそれぞれがティアで女性が働くうえでの課題点を発表しました。出し合った課題点から優先順位をつけて「Tear bridge」での議題とし、現在も課題解決に取り組んでいます。第1回は13名だった参加者も、現在は30名となりました。今期の議題は「誰もが働きやすい環境を整える」であり、「書類・パンフレット類の保存方法」「事務職用制服」「産休後など時短勤務のセレモニーディレクター業務」の3つのグループに分かれて議論を行っています。当日、自身の希望するチームに入り議論をするため、毎回チームメンバーがシャッフルされ、新たな視点で議論を行うことができます。議論をした後、発表と質疑応答を行います。質疑応答では、チームを超えて議論が行われるため、年齢も業務内容も違う人たちの意見を取り入れることができます。
出された意見を実現するために、「Tear bridge」開催後、キャリアデザイン室が関係部署との打ち合わせを重ねています。その結果、取り組み開始から約2年間で、危険箇所の改善などを行い、女性が働きやすい環境は男性も働きやすいという考えのもと、関係部署のご協力もありティアで働くすべての人にとって働きやすい環境づくりを進めることができました。また、「Tear bridge」で話し合った内容を各部署に共有することで、人事改革プロジェクトにて検討され、新人事制度に取り入れてもらうことにも寄与しました。
今後も、女性がより働きやすく活躍できる会社になるべく、取り組みを進めてまいります。