ティア サステナビリティサイト サステナビリティサイト

「インクルージョン愛知会議」に登壇!

一般社団法人PEACE INCLUSION PIECEが主催している「インクルージョン愛知会議」が228日にウインク愛知で開催されました。インクルージョン国内会議とは、20249月に開催された国際会議を経て、日本国内の障がい福祉(医療・教育)やインクルージョン実現のための課題抽出・課題解決のために各分野の連携を強化し、誰もが幸せを感じることができる国づくりのために行う会議です。全国47都道府県で開催されており、障がい者雇用に関する具体的な取り組みの紹介や様々な立場の方とのグループディスカッションを通してよりインクルーシブな社会を目指し議論を行っています。

インクルージョン愛知会議において、ワークサポート課課長の水野よりティアの障がい者雇用の取り組みについて紹介させていただきました。ティアでは、障がいをもつ従業員のサポート・指導を目的として、2015年にワークサポート課を設置し、現在10名のスタッフが働いています。会館の草むしりなどの外作業や書類のデータ化(スキャン)、お客様への配布資料等の封入作業を行っており、約10種類のものを1カ月で1人約千点、ワークサポート課全体で約一万点のものを作成しております。

水野から、「スタッフの自立のために、みんなで本人を支えていくことが大切」という話をさせていただきました。経済面、精神面、体調面の3つの観点から自立を促すために、ワークサポート課では保護者、相談員、支援者と連携をとりながら、自立のための支援をチームで行っています。今期からは、連携をより深めるために保護者の方に実際に職場の様子をみていただく取り組みを開始いたしました。また、チームで支援を行ううえで心がけているのが、個々に寄り添った対応をすることです。人間、誰一人同じ人はいないように、誰一人として同じ障がいをもつ人はいません。一人ひとりに寄り添った対応をすることで、体調がいいとき、悪いときなど臨機応変にサポートをすることができ、ティアで長期的に働くことができる環境づくりにつながっています。

また、「障がいのある従業員も健常者の中に入って働いてほしい」という想いも伝えさせていただきました。今後の目標として、スタッフを各部署に配属し、他の従業員と共に働くことを考えています。実現するためには、共に働く仲間が障がいについての知識を身に付けることが必要不可欠です。知識を身に付けることにより、一人ひとりの障がいの特徴に応じて発生する困難を取り除くための配慮ができるようになります。また、周りに知識を持っている人が増えることで見守り体制をつくることができ、誰もが安心して働くことのできる環境づくりにつながります。障がい者雇用の開始から約10年が経ち、失敗から改善を繰り返し、成長し続けてきました。今後も、障がいのあるなしに関係なく、一人ひとりが自分らしく能力を活かして働ける企業を目指して取り組みをすすめてまいります。