ティア サステナビリティサイト サステナビリティサイト

ブラインドサッカーⓇ研修を実施しました。

ティアは20251月より、サッカークラブの「クリアソン新宿」とパートナー契約を結んでいます。その取り組みの一環として、20251016日に「ブラインドサッカー研修」を行いました。ブラインドサッカーとは、ゴールキーパー以外の選手がアイマスクをつけ、音の出るボールを使ってプレーをする競技です。見えている人と見えていない人が、声と音を頼りに協力し合う、まさにコミュニケーションのスポーツです。

今回の研修には、20254月に入社した新入社員7名が参加しました。講師として「てらさん(NPO法人日本ブラインドサッカー協会/株式会社Criacao)」と「コマさん(NPO法人ブラインドサッカー協会)」のお2人にお越しいただきました。なんとコマさんは現役のブラインドサッカーの選手です!研修のはじめには、コマさんが実際にシュートを披露してくださいました。床に置いたコーンを叩いて音で位置を確かめ、その間をめがけてシュート!2回挑戦され、2回とも見事に成功!見えていないとは思えない正確なシュートに、参加者全員が驚きと感動の声を上げていました。

続いては、実際にアイマスクをつけての体験です。まずは、約5m離れた仲間のもとまでまっすぐ歩くというシンブルなワーク。目標となる仲間は、手拍子や声で誘導しますが、いざアイマスクをつけると一歩踏み出すだけでも勇気がいります。また、周りの音が重なって方向が分からなくなってしまう場面もあり、音だけを頼りに動くことの難しさを肌で感じました。次のワークでは、31組になって行いました。1人が講師の動きを見て言葉で説明し、アイマスクをつけた2人がその動きをまねします。見えていない相手に正確に伝えるには、曖昧な言葉では通じません。「ちょっと右」や「もう少し前」といった言葉では伝わらず、相手にとって分かりやすい言葉を選ぶことの大切さを感じました。

その後、複数人数で取り組むワークにも挑戦!見えている人と見えていない人がいかにコミュニケーションを取って記録を増やしていけるかを競うワークです。見えないプレーヤーは1人一回ずつ体験しました。各回に作戦会議を立てる時間もありました。作戦会議では、アイマスクをしていた人を中心に「どうすればもっと回数を伸ばせるか」を話し合います。見えていない人の意見をもとにチーム全員で工夫を重ねるうちに、自然と笑い声が増え、チームの一体感が生まれていきました。自分が当事者となって経験することで見えてくる気づきもあり、みんなの考えを取り入れることでより良い結果につながることを実感しました。

今回の研修を通して、私たちは「伝えること」「聴くこと」だけでなく、声や音でつながることの大切さを感じました。見えない世界を体験したからこそ相手を思う気持ちや信頼することの大切さを改めて実感しました。参加者からは「これからのお客様や職場の仲間との関わりの中で活かしていきたいです」という感想も多く聞かれました。これからもティアは、人と人とのつながりを大切にしながら、お客様に寄り添う取り組みを続けてまいります。