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「最期の、ありがとう。」ティア
四日市市

ご家族とともに作る、最高の葬儀。

担当者
受川 佳正
施行会館
ティア西枇杷島

家族の一員になり、精一杯のお手伝い。

「この葬儀を、ご遺族の想いがつまった最高の葬儀にしよう」。

そう私が決めたのは、故人様とその娘様を乗せた、ご自宅から会館へ向かう寝台車の中でした。通常ならば、ティアのスタッフは寝台車ではなく、別の社用車に乗って会館に向かいますが、私は寝台車にご一緒させていただくことがあります。それは同乗されたご遺族の方に、故人様の人柄や想い出について、ゆっくりと伺うことができる私にとって大事な時間だからです。

故人様である女性は、40年来、小さな駄菓子屋を営まれていたこと。話好きで、元気で明るく、ご家族だけでなくご近所の方々からも慕われていたこと。そして、そういった方々すべてに、しっかり感謝とお礼を伝えたいというご遺族の皆様の強い想いを聞きました。その想いに応えられるよう、この2日間、家族の一員になったつもりで精一杯お手伝いし、参列されるすべての方の心に残るような葬儀にしようと強く決心しました。

皆様と私たちで良い葬儀を作りましょう。

通夜の準備がはじまりました。式場内には「想い出コーナー」を設け、故人様の写真を飾り、参列の方々に故人様へのメッセージを書いていただく色紙などを用意します。通常、ご遺族から写真などを預かり、私たちティアスタッフが飾り付けをすることがほとんどです。しかし、この葬儀ではそのようにせず、あえてご遺族の皆様に「よろしければ、飾り付けも一緒にしてくださいませんか?」とお願いをしました。なぜなら、私は知っていたからです。ティアでは、故人様について詳しくお伺いするため、事前にアンケートを記入していただくのですが、それでは書き足らないと、お孫様がA4用紙2枚にぎっしりとおばあちゃん(故人様)との想い出を綴っていらっしゃったことを。だからこそ、ご遺族の故人様への想いが伝わってくるような葬儀を一緒に作りたかったのです。

想い出コーナーは、同じ会館のスタッフにも手伝ってもらい、お孫様との共同作業により美しく仕上がり、通夜には、多くの参列の方々が想い出コーナーに足を止められ、色紙にそれぞれの想いを書き残してくださいました。広い式場に並べられた席は満席となり、通夜が終わった後も、ご遺族やご近所の方々が棺を囲み、故人様との想い出を語り合っていらっしゃいました。

「よくやってくれた!」喪主様からいただいた温かい握手。

葬儀の朝、私はいつもより早く起き、故人様が営んでいた駄菓子屋『ながさかや』を訪れました。車から降り、お店の前に立ち、しばらくその風景を眺めていました。いつも笑顔で子どもたちが来るのを待っていたのだろうな。ご近所の方々とどんな話をされていたのだろう。故人様に想いを馳せながら、お店の写真を撮影しました。

葬儀の最後、棺に故人様の好きだったスイカや、皆様が書かれたメッセージを納めた後、「『ながさかや』はお母様を象徴するような存在だったと思います。お母様のたくさんの想い出がつまったお店です。ご一緒に棺に納めてください」と、撮影した写真を故人の長男である喪主様にお渡ししました。すると、喪主様の張りつめていた表情は、驚きと感動の表情へと変わりました。喪主様は、その写真を受け取り、棺にそっと入れた後、「よくやってくれた!」と、感極まったように私の手を強く握ってくださいました。そのように握手していただいたことはこれまで一度もなく、その手の温もりを私は今も忘れません。

担当者想い

担当者:受川 佳正

担当者想い

お客様の「ありがとう」のために、とことん尽くしたい。

葬儀の主役は、あくまでご遺族の皆様です。ご遺族の皆様が、手を取り合い、協力して故人様らしい葬儀を作り上げるお手伝いをするのが私たちの仕事です。私はそのためにどこまでも尽くします。なぜならその分だけ、お客様から「ありがとう」をいただけることを知っているからです。コンピューターやロボットにはない、ご遺族や故人様を想う「人」の心が、温かい感動葬儀を創り出すのだと思っています。