経営方針
経営方針
ティアは「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」を生涯スローガンとして、1997年に名古屋市で創業しました。創業当時は、葬儀に関する価格が開示されていませんでした。そのため、利用される方は葬儀社の提案に基づき葬儀を行い、高い葬儀費用を支払う場合が多数ありました。
当社グループはそうした葬儀業界の悪しき慣習状況を変革するために、創業当時から葬儀費用を明確にし、適正な価格で葬儀をご提供することを目指しています。お客様には「事前見積り」「生前見積り」を通じて、葬儀価格を開示しご納得頂いたうえで葬儀一式をご案内しています。
戦略の基本方針
当社グループは、「徹底的な人財教育によるサービスの向上」「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「ドミナント出店による利便性の向上」の三つを戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店により他社との差別化を図っています。
徹底的な人財教育によるサービスの向上
当社グループではサービスをマニュアルのないもの、言わば「おもてなし」であると考えています。そのため、マニュアルのないサービスができる社員を育てるために、「人財教育」に力を入れています。当社は「人(ひと)」を企業の「財(たから)」と考えているので「人財」とあらわし、人財を最大の付加価値と位置づけてきました。社員一人一人が会社の方針や経営理念を理解し、知識・技術のレベルアップを図らなければいけないと考えています。
社内の教育システムとして、「ティアアカデミー」という人財教育機関を設けています。「ティアアカデミー」では、技術的な教育だけではなく、徳育、命の教育を徹底的に行っています。さらに社内検定試験を実施しており、社員の経験やスキルの把握に努めています。
このような独自の人財教育システムにより、社員の「能力の向上」「心の成長」を促し、強い組織集団を実現しています。
明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化
当社グループは、入会金のみで葬儀に関する様々な特典が受けられる、独自の会員システム「ティアの会」を設けています。また、「ティアの会」と同等のサービスが受けられる団体契約にも取り組んでおり、当社で執り行う葬儀の約 9割が「ティアの会」及び同等のサービスを利用しています。
「ティアの会」会員向けサービスの充実にも取り組んでいます。全国の提携店で特典や割引が受けられる「会員優待サービス」や、提携している通販会社でご利用可能な「生き方応援ポイント」などを実施しており、「会員の満足度の向上」にも努めています。
ドミナント出店による利便性の向上
当社グループは「葬儀専用のホール」「親族控室」「駐車場」といった充実した設備を有する葬儀会館を直営・フランチャイズで多店舗展開しています。出店に際しては直径3キロを商圏に設定し、一定の範囲に集中して会館を展開するドミナント出店を行っています。これにより商圏内での知名度の浸透と認知度の向上を図ると共に、隣接する会館の相互補完性を高め、約90%の稼働率と商圏内でのシェアを確保しています。
フランチャイズ事業としましては、当社がフランチャイズの本部として、葬儀業界への参入ノウハウの提供と共に、「ティアアカデミーによる総合的な人財育成」「ス-パーバイザーによる全般的な支援」「物流センターからの葬儀付帯品の販売」などを行っています。フランチャイズのオーナーは、異業種からの業界参入した事業会社が展開しています。